お久しぶりです。ブログをご覧いただきありがとうございます。
7月7日からの二人展の準備をいろいろやっています。
気が付いたら6月ももうすぐ終わりではないですか。
DMも郵送したし、キャプションやら作品リストやらもできたので、あとは搬入して展示したらどんな感じかなぁという状態です。
ウキウキ、というよりは神妙な心持ちです。
このところ、世の中的にも身の回り的にもドタバタした雰囲気があります。
皆様の周辺は、いかがでしょうか。
私自身はとくにドタバタしている訳ではないのですが、人って何なのかなぁと思うような事がチラホラありました。
人間というのは誰でも自分を基準にして日々過ごしているので、自分の感覚では理解できない他人の一面を見たりするとびっくりするものですが、その人にとってはそれが当然の感覚なんだよなという。
実に当たり前のことですが、私みたいな人間の周辺でさえそんな状態なのだから、この世界の人々がお互いを分かり合おうなんてどだい不可能な話です。
それでもできるだけ、自分の接する世界と和やかに関わりつつ、自分の目の前のことを淡々と美しく片付けていけたらいいなと思います。
別に片付けが好きとかではなく、心持ちの話ですが。
さっきたまたま目にした文章が、すごくいいと思いました。
私は、映画を、ばかにしているのかも知れない。芸術だとは思っていない。おしるこだと思っている。けれども人は、芸術よりも、おしるこに感謝したい時がある。そんな時は、ずいぶん多い。(太宰治『弱者の糧』)
私の絵も、芸術とか思われなくてもいいので、おしるこみたいなものでありたいなと、そう感じました。
おしるこでも食べに行くかという気持ちで、展示にご来場いただければ嬉しいです。
よろしくお願いします。